世界の気候

世界の気候を授業で習い、もっと深い所まで知りたいと思ったので書きます。


先ず、世界の気候を書くにあたって、参考にさせて頂いたのは、コピーレフト百科事典ウィキペディアです。引用も多数あります。

現在私達中学生が習う気候の区分については、ドイツの気候学者ケッペンが植生分布に着目し考案した気候区分、即ち「ケッペンの気候区分」と云われる気候区分で世界の気候を用いて授業を行っているらしいです。其の為、今回書くのはケッペンの気候区分での気候を書くと云う事です。

先ず、どのような気候が存在するのか、

 

  • A(熱帯)
  • B(乾燥帯)
  • C(温帯)
  • D(亜寒帯(冷帯))
  • E(寒帯)
  • H (高山気候)
  • と云う実に15種類の気候に分かれています。中学生の方なら殆どはご存知ですよね。併し、恐らく知らないものもあるかと思います。現に管理人も知らない気候名が幾つかあります。順を追って一つずつ詳しく書いていくことにしましょう。

     

    A(熱帯)

    1.Af(熱帯雨林気候)

    此の気候帯は僕も習いました。大体が赤道直下であり、年中雨が大量に降り、気温差は殆ど無く、一年中の平均気温が18C゜以上である所の事。一面に様々な高さの熱帯植物が鬱葱と茂っている。午後からはスコールと呼ばれる激しい雨が降る。熱帯植物たちは光合成による地球環境保全に大いに役立っている。併し、近年焼畑農業等の影響で熱帯植物が破壊されつつある。熱帯雨林気候の土は一般にやせている為、一度木を伐採すると、砂漠化が起きてしまう。

    2.Am(熱帯モンスーン気候)

    此の気候帯は習っておらず、名前すら聞いた事が無いので、大部分を引用(ウィキペディア)に頼ります。赤道から、北回帰線の間でモンスーン(季節風)の影響を受ける地域。成る程、だから熱帯モンスーン気候。夏の雨量は熱帯雨林気候と何ら変わりは無いが、冬にモンスーンの影響で多少の乾燥がある。熱帯雨林気候の一部でもある。

    初めて知りました。熱帯雨林の中でモンスーンの影響を受ける地域を特に熱帯モンスーン気候と呼ぶ事が有るのですか〜。

    3.Aw(サバナ気候)

    此れは習いました。夏は雨季となり、大量の雨が降る。対して冬は乾季となり、雨が殆ど降らず、乾燥する。年間の気温差は少ない。降雨と乾燥が繰り返されるので、乾燥に強い植物しか生き残ることが出来ず、バオバブ等の樹木が疎らに生えている。また、土壌は熱帯雨林程でも無いが、やせており、焼畑農業も行われている。因みに日本では、最東端の南鳥島がサバナ気候である。

     

    B(乾燥帯)

    1.BWh・BWk(砂漠気候)

    此れも知っています。年間降水量が250mmを下回る(250を大きく下回る地域も多い)。日差しが非常に強く、風も非常に強いため、動植物の殆どが生育不能である。併し、一部の河川やオアシスなどでは、緑の景観が望め、人が生活できる。また、近代の科学の進歩により、大都市並みの生活が送れる砂漠地帯もある。

    2.BSh・BSk(ステップ気候)

    此れも知っています。ステップと呼ばれる丈の短い草原が有り、雨季も有る。但し、年間を通しての降水量は少ない。昼と夜の気温の差が激しい。植物が育つことは可能だが、森林は育つことは無い。草原となる。

     

    C(温帯)

    1.Cfa(温暖湿潤気候)

    知っています〜。日本の半分以上は温暖湿潤気候に属する。四季の変化がハッキリとしている。年間の気温差が大きく、夏高温、多雨である。四季の変化はモンスーンの影響であり、特に其のハッキリとした変化はアジアにおいて顕著に表れている。日本犬(柴犬・紀州犬・甲斐犬・四国犬など)はこの気候に強く、古くから猟犬として使われた。

    2.Cfa・Cfb(西岸海洋性気候)

    知っております。夏は涼しく冬でも緯度の割に寒くなく非常に暮らしやすい。雨量は温帯の中ではやや少なめであるが、年較差が少なく安定している。ヨーロッパ辺りでよく見られる。暖流の北大西洋海流の上を偏西風が吹き、暖かい風が運ばれて来るので、冬が暖かくなる。

    3.Cwa・Cwb(温暖冬季少雨気候)

    聞いた事がありませんな。モンスーンの影響を強く受け、夏に高温湿潤となるも、冬には乾燥した気候になるのが特徴。樹木は低緯度では照葉樹、高緯度、高地では落葉樹、針葉樹もみられる。香港などは此の気候帯に属する。

    成る程。冬季に少雨な訳ですね。

    4.Csa・Csb(地中海性気候)

    此れは習いました。地中海沿岸等に分布して、夏は暑くて乾燥している。また、冬には一定の降雨がある。此の気候区は温暖なので、リゾート地として、乾燥する夏に世界各地から人が来る。石灰岩の風化により出来たテラロッサと呼ばれるが分布している。

     

    D(亜寒帯(冷帯))

    1.DfaDfbDfcDfd(亜寒帯湿潤気候|冷帯湿潤気候)

    聞いた事が有りません。と云うか亜寒帯は区分は無いと教えられたので(中学校の範囲では)・・・。夏は比較的温度が高くなるが、冬は寒く積雪も多い大陸性の気候。雨量はそれほど多くなく、1年通して平均的な降水量。日本では北海道のほぼ全域と、本州東部の高原地帯が属する。

    夏は亜寒帯でも湿潤なんですね。

    2.DwaDwbDwcDwd(亜寒帯冬季少雨気候|冷帯冬季少雨気候)

    夏は高温で、冬は寒冷の大陸性気候。 冬季には氷点下30〜40度以下になる地域もあり、北半球の寒極(地球上で最も低温な地点)が存在するなど気温の年較差が非常に大きい。 夏は降水量があるが、冬は降水量(積雪)がきわめて少ない。

    夏は降水があるのに冬は積雪が少ないんですね〜。

     

    E(寒帯)

    1.ET(ツンドラ気候)

    はい、此れは知っています。夏に気温が上昇すると、氷が溶けてツンドラと呼ばれる蘚苔類(せんたいるい)や地衣類などによる湿原がつくられる。

    2.EF(氷雪気候)

    此れも知ってます。年間を通じて雪と氷に閉ざされた地。降雪量が融雪量を上回るため、氷河をなす。ブリザードといわれる突風が月に数回吹き荒れる。そのため植物の自生はなく、人間が居住するのも非常に困難な気候区である。アネクメネの一つである。夏期と冬期があり、月平均気温は最暖月でも0°を上回らず、冬期の南極内陸部では−80℃になることもある。

     

    番外:H(高山気候)ケッペンの気候区分に存在しない。

    この気候帯では気温の日較差は大きいが、年較差は小さい常春気候である。


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    最終更新日:8/27 管理者:ヨシ介 副管理者:ティル